

ConoHa教室 Hello VPS ~Minecraft Modサーバーを遊び尽くす~
2時間目 Modサーバー構築の準備をする
前回はConoHaのテンプレートを使ってバニラサーバーを構築してみました。今回からは2回に分けてModサーバーを構築していこうと思います。MinecraftやModを動作させるためにはJavaのインストールが必要になるので今回はModサーバーの準備としてJavaをインストールしていきます。
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今回はModサーバーをインストールするための準備をしていくよ
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ところでModサーバーって何なのよっ…
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Modサーバーを構築するとModというものを導入できるようになってMinecraftをカスタマイズして遊ぶことが出来るんだよ!
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それは楽しそうっ!たくさんカスタマイズして楽しく遊びたいなーっ♪
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その意気その意気!じゃあどんどんやっていくよ!
- ※インストールするOSやソフトウェアのバージョン等により操作方法は異なるため、ご運用にあわせてご参考にしてください。
- ※既に別のソフトウェアをインストールやVPS内で設定済みの項目がある場合、影響を及ぼす恐れがありますのでご注意ください。
- ※外部サイトからのソフトウェアのダウンロード、インストールが伴いますのでウィルスチェック等ご自身の判断にてご対応をお願いします。
目次
1. VPSを作成してSSHログインする
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1. 前回はテンプレートイメージのMinecraftをインストールしましたが、今回からは自分でサーバーを構築するのでOSテンプレートをインストールして構築をしていこうと思います。
アカウントは前回作成したので、そのアカウントで以下のリンク先の「会員アカウントをお持ちの方」からコントロールパネルにログインしましょう!
まだアカウントを持っていない方は「はじめての方」から情報入力とお支払い登録を済ませて下さいね。
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2. ログインをしましたら、左のメニューの「サーバー追加」をクリックします。
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3. サーバーの申込み画面が表示されるので次の内容でサーバーを追加することにします。
リージョン 東京 サービス(VPS) メモリ4GB イメージタイプ(OS) CentOS7.6(64bit) -
4. rootパスワードとネームタグを設定して「追加」をクリックします。
- ※rootパスワードとは、VPS内のすべての操作が出来るrootアカウントのパスワードです。セキュリティのため複雑なパスワードにしましょう。
また、紛失した場合にコントロールパネル等で確認することは出来ませんので大切に保管してくださいね。
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5. サーバーリストが表示されたら追加のお手続きは完了となります。そのまま「ネームタグ」をクリックして詳細情報画面を開きます。
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6. SSH接続でVPSへログインするので、「ネットワーク設定」のIPアドレスを確認します。
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7. Teratermを開いて「ホスト」に確認したIPアドレスを入力し、「OK」をクリックします。
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8. ユーザー名には[root]、パスフレーズにはサーバー作成時に決めたrootパスワードを入力してOKをクリックします。(コピー&ペーストは出来ません!)
2. Minecraft用に一般ユーザーを作成する
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1. SSH接続完了しましたら、Minecraft用に一般ユーザーを追加することにします。ユーザー追加は「WordPress公開への道」でもやりましたね。[useradd]コマンドを実行します。
# useradd minecraft
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2. これで[minecraft]という一般ユーザーが追加されました。次にこのユーザーのパスワードを設定します。パスワードの設定は[passwd]コマンドです。
# passwd minecraft
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3. 設定するパスワードを2回入力します。OSの仕組み上入力しても何も表示はされませんが入力は出来ているので落ち着いて入力しましょう。
上の画像のようにメッセージが表示されたら設定完了です。
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4. 次は作成した[minecraft]ユーザーが[sudo]コマンドを使用することが出来るように設定をします。
[visudo]というコマンドを実行すると設定ファイルの編集画面が開かれ、[vi]コマンド同様の操作で編集が行なえます。
# visudo
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5. [root ALL=(ALL) ALL]という記述されている箇所があるのでその1行下に[i]か[INSERT]キーを押して次の記述を追加します。
minecraft ALL=(ALL) ALL
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6. 入力が出来たら[ESC]キーを押して[:wq]を入力して[ENTER]キーを押して保存します。
3. Minecraft用のディレクトリを作成する
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1. 続いてMinecraftインストール用のディレクトリを作成したいと思います。ディレクトリの作成は[mkdir]コマンドでした。[/usr/local/games/minecraft]というディレクトリを作成します。
# mkdir -p /usr/local/games/minecraft
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2. [/usr/local/games/minecraft]のような形で階層ディレクトリを作成する場合は[-p]オプションを付けて実行します。
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3. 次に[chown]コマンドを使って、作成したディレクトリの所有者を[minecraft]に設定します。
# chown minecraft:minecraft /usr/local/games/minecraft
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4. このコマンドで[/usr/local/games/minecraft]ディレクトリの所有者は[minecraft]となりました。
4. OpenJDKをインストールする
次にMinecraftを動作させるために「OpenJDK」をインストールしてJavaをサーバーに実装します。
OpenJDKは[yum]コマンドを使ってインストールすることが出来ます。
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1. 先ほど作成した[minecraft]になって、sudoコマンドで実行してみましょう。[minecraft]ユーザーになるには[su]コマンドを使います。
# su - minecraft
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2. それでは早速インストールしていきます。
$ sudo yum install java-1.8.0-openjdk
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3. sudoコマンドで実行するとパスワードの入力を求められますのでユーザーのパスワードを入力して[ENTER]を押します。
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4. インストールが自動で進んでいき、[y/d/N]の入力が求められますので[y]を入力して[ENTER]キーを押します。
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5. インストールが完了すると[Complete!]が表示されます。
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6. ここであわせて[screen]もインストールを行っておきます。screenをインストールしておくことで1つの端末内で仮想的に複数の端末を起動することが出来るようになるので便利です。[yum]コマンドでインストール時の[y]をスキップするオプションは覚えていますでしょうか。
$ sudo yum -y install screen
これで自動的にインストールが進みます。
これでModサーバーをインストールするための準備は整いました。今回はここまでにしておきます。
VPSを動かしている必要がない時は、セキュリティ上シャットダウンしておくのがオススメです。シャットダウンはコントロールパネルの「シャットダウン」ボタンから実行出来ます。
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今回はコマンド操作中心でModサーバーインストールするための準備したけどどうだったかな?
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久しぶりに黒い画面ばっかりで疲れちゃった…
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次も黒い画面でコマンド操作をしてサーバー構築することになるけど構築が終わったらMinecraftで遊べるよ!
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もう一息!がんばろーっ!